事業の多角化

人々のあくなき挑戦が不毛の大地を緑豊かな農場に変え、次世代の環境技術を生み出すまで。小岩井農場の120年余の歴史を紹介します。

農林畜産業を基軸とした多角的展開

第二次世界大戦後、GHQの占領政策のため、農場用地約1,000ヘクタールを解放するとともに、経営の重要な柱のひとつであった育馬事業を廃止しました。この経済的打撃は大きかったのですが、後に多くの事業に挑戦するきっかけともなりました。戦後の経済復興とその後の高度成長の時代にかけて、小岩井農場は農林畜産業を主軸に、複合的・多角的に事業の展開を図り、現在に至っています。

ブリーダー事業から生乳生産へ

乳牛の育種改良事業も様変わりしました。官主導とする農業政策転換に対応するため、長く事業の根幹を支えていたブリーダー事業に代わって、搾乳牛の多頭飼育による生乳の生産に注力することになります。飲用乳・バター・チーズなどの製造・販売を本格的に展開することになりました。1976年(昭和51年)には、この事業を分離し、キリンビール株式会社との合弁で小岩井乳業株式会社を設立しました。

林業の変遷

戦後、収益的に農場経営の柱となった林業は、大口需要先であった鉱山の相次ぐ閉山、外材輸入の急増という状況に対応し、資源の温存を図りつつ、環境保全・景観保全、山林の多角的機能を大切にする方針に転換しました。この林業で培った技術は、後に環境緑化エンジニアリング事業につながっていきます。

緑の文化の発信地として

小岩井農場の豊かな自然環境のなかで、環境についての理解を深めるエコファーミングスクールを開催しています。開設以来の不断の努力によって支えられてきた広大な山林と牧草地、国登録有形文化財を含む歴史的建造物、そして山林、酪農などの生産現場に触れることで、農場が永年培ってきた本当の価値に出会えます。

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